Pepper、大手カラオケチェーンが導入へ
感情認識パーソナルロボット「Pepper」が、大手カラオケチェーンJOYSOUNDの店舗に導入されることがわかった。JOYSOUND直営店を運営する株式会社スタンダードとその親会社である株式会社エクシングが発表した。
店舗に導入される「Pepper」は、カラオケにちなんで「七味カラ助」と名付けられ、エントランスに設置される予定。対話を通じて年齢・性別に合わせたオススメ曲等を提案したり、カラオケの再生に合わせて軽快なダンスを披露したりと待ち時間中の接客などを行う予定だという。またエクシングは「Pepper」とのコミュニケーションを通じてカラオケを楽しむことができるアプリケーションを開発しているとのこと。
「七味カラ助」はJOYSOUND八丁堀店(16日開店)のオープニングイベントでお披露目されるほか、今後も新規店舗の開店に伴うプロモーション活動に加え、全国に導入店舗を拡大していく予定。25日・26日に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2015」のJOYSOUNDブースへの登場も予定している。
現在「Pepper」は同ロボットを開発したソフトバンクの店舗以外にも、ネスレ日本がコーヒーマシン売り場の接客用として全国の家電量販店で順次展開中。さらに今年3月には世界で初めて銀行の接客に活用するとみずほ銀行が発表し、7月より一部店舗にて試行すると明かしている。また接客用ロボットとしてだけではなく、昨年12月に公開されたディズニー映画『ベイマックス』で声優として起用されたり、今年2月には“ひとり芸日本一”を決める「R-1ぐらんぷり2015」に出場したりとタレント面でも注目を浴びている。(編集部・井本早紀)