『キック・アス』監督、カルト作「フラッシュ・ゴードン」を再映画化か
映画『キック・アス』などを手掛けたマシュー・ヴォーンが、コミック「フラッシュ・ゴードン」の再映画化作品の監督として20世紀フォックスと交渉中であるとThe Hollywood Reporterが報じた。
本企画は1年ほど前に明らかになっており、『クロニクル』などのジョン・デイヴィスと『オーシャンズ12』の脚本家ジョージ・ノルフィが製作を手掛け、ノルフィによるあらすじを基に、J・J・エイブラムス版『スター・トレック』シリーズ第3弾を手掛けるパトリック・マッケイとJ・D・ペインが脚本を執筆するそうだ。
1930年代に漫画家アレックス・レイモンドによって、新聞連載漫画としてスタートした「フラッシュ・ゴードン」は、主人公フラッシュ・ゴードンが、地球を破滅から救うために恋人と惑星モンゴへ赴き戦う様子を描いた作品。また、『スター・ウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカスが同原作の映画化を試みたものの権利を獲得できず、その代わりに誕生したのが『スター・ウォーズ』であったという話でも知られる。
1980年にはマイク・ホッジス監督、サム・J・ジョーンズ主演で映画化されており、ロックバンド・クイーンによる主題歌と共に、今なおカルト的人気を誇っている。最近では、サムが同作のフラッシュ役のまま、日本でも大ヒットを記録したコメディー映画『テッド』にカメオ出演。それをきっかけに新たな「フラッシュ・ゴードン」ファンも増えているだけに、本作への期待も高まる。(編集部・石神恵美子)