ザ・ワイルドワンズ加瀬邦彦さん自殺だった…所属事務所が発表
「想い出の渚」などで知られるバンド「ザ・ワイルドワンズ」のリーダー、加瀬邦彦さんが20日午後9時に亡くなった。74歳だった。22日、所属事務所がファクスを通じて正式に発表した。通夜は27日午後6時から、告別式は28日午前11時から、文京区・護国寺 桂昌殿にて執り行われる。
加瀬さんは昨年2月に下咽頭がんを発症。3月に手術が成功し、自宅で療養しながらステージ復帰を目指していた。死因について所属事務所は、「今月に入り体調が優れず精神的に不安定になり、自宅にて自死致しました」と説明。「必ずステージに戻ってくると信じておりましたが、願いが届かず無念です。療養中にお励ましいただきました皆様には心より深く感謝申し上げます」とつづっている。
加瀬さんは、スパイダース、寺内たけしとブルージーンズへの参加を経て、1966年7月に加山雄三が命名したバンド、ザ・ワイルドワンズを結成。1971年のバンド解散後は、作曲家、沢田研二のプロデューサーとして活躍し、「TOKIO」などの名曲を手掛けた。(編集部・入倉功一)