「あぶない刑事」10年たっても変わらず!おなじみの四人が“港署”に集結!
大ヒット刑事ドラマ「あぶない刑事」の新作映画『さらば あぶない刑事』の撮影が神奈川県横浜市で行われ、舘ひろし(65)、柴田恭兵(63)、浅野温子(54)、仲村トオル(49)ら主要キャストが集結。撮影後の会見では、長年シリーズに携わる監督の村川透監督と共に、10年ぶりとなる新作への喜びを語った。
「あぶない刑事」舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルが集合!フォトギャラリー
この日の撮影は、舘と柴田が演じるタカ&ユージの刑事コンビに加え、薫(浅野)と透(仲村)らおなじみの四人がそろった“港署”内のシーン。金髪に青のスーツというド派手ないでたちの浅野から飛び出すアドリブに応え、丁々発止のやりとりを繰り広げる四人の姿は、「あぶデカ」メンバーが10年前と少しも変わっていないことを印象付けた。
撮影後の会見で舘は、新作について「もうそろそろみんな死んじゃうから、その前に、遺影代わりに撮っておこうと思って」とこぼし、周囲は大爆笑。そんなリラックスした雰囲気に柴田も「10年ぶりの感じはしないですね。この間撮ったみたい」と笑顔を見せたが、10年を経た舘の変化について、「セリフを間違えなくなった」と語ると、「前まではね、犯人が誰かわからずにやっていましたから」と続け、さらに爆笑を誘った。
「あぶデカ」といえばアクションシーンも大きな見せ場。すでにユージお得意の「走る」シーンに挑んだという柴田は、「若干の衰えはありました」と苦笑。しかし村川監督は「いや、少しも変わらなくてすごいものだった。まだまだ走りますから覚悟してください」と太鼓判。一方、バイクアクションに挑戦する舘も、「もちろんやりますけど、僕は別に力使わないですから」と笑みを浮かべた。
またシリーズ最終作とうたわれている本作について柴田は「もちろん大ヒットしたら、再来年やりますから」とジョーク交じりにコメント。殉職か定年退職で刑事生活を終える二人の姿が描かれることに対して舘も「そんなものはどうとでもなる」と意欲(?)を見せた。そんな「あぶデカ」の魅力について舘は、「この四人が集まるとすごく力を感じるんです。お互いを尊敬し合っている。それが信頼につながっていますよね」としみじみ。一方の柴田は、5月下旬を予定しているクランクアップに向け「見た目はちょっとふけましたけど、ハートはぜんぜん。若さを観てください」とアピールしていた。(編集部・入倉功一)
映画『さらば あぶない刑事』は2016年お正月 全国公開