東方神起ユンホはおばさん!?『国際市場で逢いましょう』監督が明かす素顔
韓国史上歴代2位の大ヒットを記録した映画『国際市場で逢いましょう』のユン・ジェギュン監督が来日し、インタビューに応じた。監督は同作で本格スクリーンデビューを果たした東方神起・ユンホの意外な素顔を笑顔で語った。
本作は、朝鮮戦争や西ドイツの炭鉱への派遣、ベトナム戦争など激動の歴史を通して、家族のために生涯をささげた男の生きざまを描く感動作。ユンホの名前を出した途端に笑顔を見せた監督は、俳優としてのユンホを「情熱」という一言で評価した。俳優の中で誰よりも熱心に撮影に臨んでいたというユンホについて監督は、「映画の全体から見るとさほど分量は多くないんですけれども、演技をするときに自分が持っている全てを注ぎこんでいました。本当に感嘆しました」としみじみ。
さらに、監督はアイドルに対する偏見があったことを告白すると、「彼に会うことによってその偏見が一気に変わりました。彼は本当にサバサバしているし、とても庶民的でした」と述懐。「本当に人間的な人だと思います。わたしがよく知っている他の芸能人の誰よりも本当に優しくて人間的な人だということを強調したいですね」とその人柄を絶賛。「あだ名はおばさん(アジュンマ)だったんです。そう言われるくらいにおしゃべり好きで、ずーーーっとしゃべっていました。本当に面白い人ですよ。あんなにおしゃべりなアイドルは初めて会いました」と楽しげに目を細めた。
世界中から集まる外国製品に囲まれながら、人情あふれる人々が暮らす国際市場という土地と、海外で苦労しながら、家族を守る主人公の姿が重なる本作。土地と人を重ねて見るアイデアについて監督に尋ねると、「韓国の記者でもこういう質問をしてくれた人はいませんでした。いい質問ですね」と少し驚いた様子で、国際市場のかつてのにぎわいやその衰退を丁寧に説明しながら、「人と同じで、かつて中心にあったものが段々背を向けられていくということが空間にもあり得るんだなと思いました。そういうところが人生と似ているなと思い、国際市場を舞台にしようと思いました」と生まれ故郷でもある釜山の中でも、国際市場に舞台を決めた理由を明かした。(編集部・吉田唯)
映画『国際市場で逢いましょう』は5月16日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開