「ヤマト2199」イベントが一区切り!人気声優・中村繪里子、ファンとの再会願う
映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』ブルーレイ&DVD発売前夜祭「発売前夜マトーク」が26日夜、新宿ピカデリーで行われ、出渕裕総監督、チーフメカニカルディレクターの西井正典、声優の中村繪里子が出席、同作に対する熱い思いを語った。
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この日は、同作のイベントのため何度も劇場に足を運んできたコアなヤマトファンが多数集結。そんな熱狂的な観客に向け、「何回も来ているような人は、どこかで聞いたような話じゃ面白くないでしょ」と語った出渕総監督は、終始、劇場公開版と比べて、ソフト版ではどのカットが修正されているのかをこと細かに解説。司会者が「そんなところまで!」と驚くほどに細かな修正か所が続々と明かされ、ファンを大喜びさせた。
出渕総監督によると、今回のソフト化にあたり600カット近くが修正されたという。「ちょっとした修正も含まれているので、全部のカットを大きく直したわけではないけど、それでも全体の5分の1くらいは修正したかな」という出渕総監督だが、「ただ、修正したところに気付いてほしいわけではない。直すことで、画面に厚みがでるんです。細部にこだわるということは、もの作りとしては正しいと思っている。映画は細部に宿りますからね」とこだわりを語った。
この日のイベントをもって「宇宙戦艦ヤマト2199」関連イベントもひと区切りとなり、出渕総監督は「僕も西井さんも8年くらいこの作品に関わってきました。実働は4年くらいでしたが、僕らは(観客の)皆さんと一緒に旅をしてきたんです。今までお付き合いをしてくれてありがとうございました」とあいさつ。中村も「毎回、たくさんの方に来ていただけたことが息をのむほどうれしくて。また皆さんにお会いしたいと毎回感じています。また、その願いがかなうといいなと思います」と次回開催への期待を込めた。
さらに出渕総監督は「この前、(同作の)全記録集のシナリオを読んで、シナリオにあったあのシーンはカットしちゃったんだよな……とかいろいろ考えちゃうんですよね」とさらに話を広げようとするもタイムオーバー。それでも「まだまだ語り足りない」と言う三人に、客席からは大きな拍手が送られた。(取材・文:壬生智裕)
映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』ブルーレイ&DVDは発売中 価格:9,800円(ブルーレイ初回限定生産)/7,800円(ブルーレイ通常版)/6,800円(DVD) 各税別