「バットマン」前日譚のキャットウーマンはキュートな16歳！本当のネコみたい？
全米で大人気のテレビシリーズ「GOTHAM／ゴッサム」は、両親を殺害されたブルース・ウェインがどのようにして人気ヒーロー「バットマン」になっていったのかを、新米刑事ジェームズ・ゴードンの目を通して描く壮大なアクションドラマだ。腐敗した街、ゴッサム・シティを舞台に、ペンギン、リドラーといった有名なヴィランたちの若かりし頃が描かれている。
そんな中、後にキャットウーマンとなるセリーナ・カイルを演じるのが、まだ表情にあどけなさが残る16歳のキャムレン・ビコンドヴァ。本国でもファンが急増中の彼女だが、オーディションを経てこの役を射止めたときは、まだセリーナがキャットウーマンだということを知らなかったという。
「たまたま猫の動きをやるのが得意な女の子の役のためにオーディションを受けていると思っていたの。だから、いくつか猫の動きを準備していたのよ。そこで、『君はセリーナ・カイルになるんだよ』って言われた瞬間はとってもエキサイティングだったわ」と満面の笑みを浮かべる。
「セリーナは、孤児で、泥棒でスリで、ゴッサムの街でサバイバルしているの」というキャムレン。「バットマン」の世界観を細かくは知らなかったため、「わたしの猫がどういうふうに動くのかを観察したわ。それからアダム・ウェストがバットマンを演じたテレビシリーズ（1966年から1968年放映）を見たり、映画やYouTubeで、これまでのいろんなキャットウーマンを見てみた」という歴代のキャットウーマンでは、テレビシリーズのジュリー・ニューマー版が大好きなんだとか。
またキャムレンは、8 FLAVAHZというグループに所属するダンサーとしても活躍。演技をする上でダンス経験が大きな助けになっているといい、「5歳からダンスをやっていたから、ずっと演技をやってきたように感じるわ。演技とダンスの唯一の違いは、ダンスにはセリフがない、ということだけ。撮影のためにニューヨークに引っ越してからパルクールのクラスも取ったし、ダンスしたり、走ったりしているわ。コスチュームを着て、誰か他の人みたいになれるのがとっても楽しいの！」
両親のいない孤独な者同士のセリーナとブルースの関係は、物語が進むにつれ、どんどん重要なものとなってくる。本物のネコのような魅力を感じさせるキュートなキャムレンが、キャットウーマンとしてどのような変化を迎えるのか、今後の展開から目が離せない。（吉川優子）
海外ドラマ「GOTHAM／ゴッサム」はAXNで放送中