斎藤工&木下ほうかの「昼顔」コンビに会場から笑い
短編オムニバス映画『家族ごっこ』プレミア先行上映イベントが4日に都内で行われ、斎藤工、鶴田真由、木下ほうからが出席。偶然にも好視聴率ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)で共演した斎藤と木下が鶴田をはさむ形になると、思わず会場から笑いが。たじろぐ鶴田をかばってか、半袖短パン姿の木下に対して斎藤が、「この服見てくださいよ。悪いことしないでしょ」といじり出し、木下も「蝉取りに行ってきました」とボケをかます一幕があった。
この日開催された国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA 2015)のオープニングを飾った本作は、どこかズレた不思議な家族5組の姿をオムニバス形式で描くシュールなドラマ。『グレイトフルデッド』の内田英治監督と「サンブンノイチ」などで知られる小説家・木下半太がメガホンを取った。この日は、斎藤らのほかに、小林豊、櫻木百、新木優子、矢部太郎(カラテカ)らのキャスト陣と両監督が登壇した。
短編の中の「鈴木ごっこ」というパートに出演している斎藤は、かなり柄の悪い役柄だというが、これに対してMCから甘い役と柄の悪い役、どちらがいいかと問われ、「やっぱりいい人の役のほうがコマーシャルが決まりやすいですからね。今までは殺すか、殺されるかの役が多かったので」と冗談交じりに本音を明かすと、会場から笑いがこぼれた。
さらに、モデルの新木が出演している「貧乳クラブ」に興味津々の斎藤は、「タイトルがとにかく気になりますね。これの男性版を作るとなると、どうなるんですかね?」とおどけながらも、本作を製作した内田、木下両監督に対して「日本映画に一番大事なフットワークの軽さで、映画を形にしてレッドカーペットをこうして歩くという、ステキな流れを見させていただいた」と称賛の言葉を贈った。(取材:坂田正樹)
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」は6月15日まで、東京・表参道ヒルズ、横浜・ブリリア ショートショート シアターほかで開催中