『ラブライブ!』4億円突破でナンバーワン!『まどマギ』超えの大ヒットスタート!
映画週末興行成績
興行通信社が15日に発表した土日2日間(6月13日~14日)の全国映画動員ランキングは、テレビアニメ、CDリリース、ライブイベントなどのメディアミックス展開で人気を集める「ラブライブ!」の劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』が初登場1位を獲得した。
まさに記録破りのヒット!『ラブライブ!The School Idol Movie』フォトギャラリー
廃校の危機にある音ノ木坂学院を救うため、9人の女子生徒たちが結成したスクールアイドルグループの成長を描く同作。20代~30代のアニメファンを中心に観客を集め、全国121スクリーン公開で、動員25万1,811人、興行収入4億23万5,800円という大ヒットスタートを切った。
これは、深夜アニメの映画化作品として歴代1位を記録した『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』(最終興収20億8,000万円)の初日2日間成績(動員27万1,279人、興収4億3,600円)を超える成績。公開初日には、幕張メッセ公演「『μ’s Fan MeetingTour2015』~あなたの街でラブライブ~スタート!」の一部をスペシャルコーナー化した、特別ライブビューイング上映(料金は1,000円プラス)が全国の映画館で行われ、こちらも大盛況となった。
2位には、吉田秋生の人気コミックを是枝裕和監督が実写化した『海街diary』が初登場。323スクリーンで公開され、動員18万1,642人、興収2億2,911万7,100円を記録した。男女比は53対47。年齢別では50代が24.2%、40代が20.3%、20代が17.6%、16~19歳が14.6%、30代が11.6%と幅広い世代が来場。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずら人気女優陣が4姉妹を演じており、鑑賞動機(複数回答可)では「キャストが好き」という回答が88.7%。さらに「是枝監督作品だから」25.4%、「鎌倉が舞台の美しい映像に期待して」22.4%と続く。
そのほか、公開9週目の『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』が先週の11位から9位にランクアップ。累計動員187万155人、累計興収21億8,580万7,000円となった。また、惜しくもトップ10入りを逃したが、自転車競技をテーマにした人気アニメの劇場版『弱虫ペダル Re:ROAD』が14位となった。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2015年6月13日~14日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『ラブライブ!The School Idol Movie』:1週目
2(初)『海街diary』:1週目
3(1)『トゥモローランド』:2週目
4(2)『予告犯』:2週目
5(3)『新宿スワン』:3週目
6(4)『シンデレラ』:8週目
7(5)『イニシエーション・ラブ』:4週目
8(6)『ビリギャル』:7週目
9(11)『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』:9週目
10(10)『あん』:3週目