箭内道彦、BRAHMANボーカルからのツッコミにタジタジ
クリエーティブディレクターの箭内道彦、ハードコアロックバンドBRAHMANのボーカルTOSHI-LOWが30日、都内で行われた『映画 ブラフマン』完成披露舞台あいさつに出席した。イベントでは、TOSHI-LOWが箭内にきわどいツッコミを繰り出すなど、親しい二人ならではのやりとりが繰り広げられた。
【動画】TOSHI-LOWは、通称鬼!『映画 ブラフマン』予告編
タワーレコードの広告「NO MUSIC, NO LIFE.」などで知られるクリエーティブディレクター・箭内道彦の初監督作品は、今年で結成20周年を迎えるBRAHMANの活動を収めたノンフィクション映画だ。本作が一般に公開されるのはこの日が初ということで、チケットは即日完売。会場には熱心なファンが大勢集結した。
最初に箭内が「(宮崎あおいが出演したCM)『シーチキン食堂』の監督です」とあいさつすると、TOSHI-LOWも「(同CMで「おかわり!」というセリフが印象的だった)漁師の役です」と自己紹介し、ファンを沸かせた。気心知れた二人ということもあり、イベント中は、TOSHI-LOWが「今はスケバンの人じゃない人と付き合っているの?」「CMでいくらもらったの?」といったきわどいツッコミを披露し、箭内をタジタジにさせる一幕も。
「映画を撮ることは不安でしたよ」と述懐する箭内は、「今日も(タイトルが似ている)『ラブライブ!』と間違って入ってきた人がいるんじゃないかなぁ」とどこまでも自信のない発言。TOSHI-LOWも「メンバーみんなで『(箭内が)毎日撮りに来ていたけど、絶対に映画にならないよね』と言っていた」と笑いながらコメント。
完成披露上映会となるこの日も「1か月くらい前に完成したけど、恥ずかしいから誰にも言わないようにしようと思っていた」とぶっちゃけ、会場を沸かせた箭内だったが、「でも試写会をやって、評論家や仲間とかから面白かったという意見が返ってきて。ちょっぴり自信がついてきた」と心境の変化もあった様子。しかし、この舞台あいさつ後に映画を観ることになるTOSHI-LOWは「楽しみにしていますよ。でも俺が途中で席を立ったらそういうこと。観た後に文句を言いますね」とニヤリ。箭内は「やだなぁ」と苦笑い。気心知れた2人だからこそできる軽妙なやりとりに会場は大いに沸いた。(取材・文:壬生智裕)
『映画 ブラフマン』は7月4日より新宿バルト9ほか2週間限定公開