ハリウッドスターが続々Twitterでアメリカ同性婚の容認を祝福!
米連邦最高裁判所が26日(現地時間)、同性婚は合衆国憲法上の権利であると認める判決を下し、同性婚を禁じる州法を違憲と判断した。この歴史的判決を多くの著名人がTwitter上で祝福している。
オバマ大統領がTwitter上で「今日は平等に向かっての大きな一歩だ。ゲイとレズビアンのカップルは今、他の人たちと同じように結婚する権利を持っているのです」というコメントを「#LoveWins」(愛は勝つ)というハッシュタグと共にツイートしたことで、「#LoveWins」がトレンドに。このハッシュタグを使うと、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)のシンボルカラーとして知られるレインボー色の絵文字のハートが付くという機能がTwitterに備わるほど盛り上がりを見せていた(現在、その機能は終了)。
同性愛者であることをカミングアウトしている著名人のツイートとして、『X-MEN』シリーズなどの名優イアン・マッケランは「おめでとう、平等を主張してきた人々。週末、ニューヨークのゲイ・プライド・パレードで祝えることが喜ばしい。#LoveWins」、第87回アカデミー賞授賞式で司会を務めたことが記憶に新しいニール・パトリック・ハリスも「新しい日の始まりだ。ありがとう、最高裁判所。ありがとう、ケネディ判事。あなたが知っている以上に、あなたの意見は核心をついている。#huzzah(バンザイ!)」と感慨深いツイートをした。
同じく同性愛者でSFシリーズ「スター・トレック」の元祖スールー役で知られる日系人俳優のジョージ・タケイは「国の法で結婚の平等が認められ、わたしの目は涙で光っている。週末のパレードは一体どうなるんだろう!」、アップルの現CEOであるティム・クックも「今日は平等、忍耐、愛の勝利を刻んだ」と判決を喜んだ。
また、昨年に同性愛者であることを公の場でスピーチしたことが話題を呼んでいた、『JUNO/ジュノ』の女優エレン・ペイジも「わお! こんなに素晴らしいニュースを聞けるなんてとても感動。なんて美しい日なんだろう。平等のために意欲的に働いてきた人々に感謝。#LoveWins」とツイートし、ニューヨークのゲイ・プライド・パレードに参加した様子も投稿していた。
ハリウッドで活躍するそのほかの俳優たちも続々とお祝いのツイートをしている。レオナルド・ディカプリオは「#LoveWins『法の下に、平等なる尊厳を求めている。憲法は、彼らにもその権利を付与している』#SCOTUS(最高裁判所) 2015年6月26日」と連邦最高裁判所の裁判所命令文を引用。『グリーン・ランタン』のライアン・レイノルズは「人間愛に対する、うそ偽りのない音楽的高まり!#MarriageEquality(結婚平等)」、『テッド』の原案、監督、脚本のすべてをこなし、テッドの声も担当したセス・マクファーレンは「ゲイとレズビアンの権利、この記念すべき前進でついにモダンな時代に追い付くことができて、おめでとうアメリカ」とツイートしている。
女優ミア・ファローも裁判所命令文の写真と共に「誰かこの1節に音楽をつけて!!」とつぶやいたほか、『ピッチ・パーフェクト』のアナ・ケンドリックは「今日は美しい」、『トロン:レガシー』のオリヴィア・ワイルドは「今日、アメリカ人であることを誇りに思う」とそれぞれ自国の判決を誇りに思っている様子。
また俳優陣のみならず、ゲイであることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴェイ・ミルクの生きざまを描いた伝記ドラマ『ミルク』の脚本家ダスティン・ランス・ブラックは「6年前、僕はとても大きな舞台から、LGBTの人々に連邦政府の平等を誓った。そして今日、パズルの記念すべき1ピースがはめられた。#LoveWins」、ドキュメンタリー映画『華氏911』などで知られるマイケル・ムーア監督も「2度と“ゲイの結婚”と呼ばれることはなくなるだろう。いまから“結婚”と呼ばれるのだ。#SCOTUSMarriage(最高裁判所結婚)」とそれぞれ印象深いツイートをしている。(編集部・石神恵美子)