「ゲーム・オブ・スローンズ」エミー賞受賞の衣装デザイナーが降板
テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でエミー賞に2度輝いている衣装デザイナーのミシェル・クラプトンが、第5シーズン限りで降板したことをFashionista.comのインタビューで明かした。
【写真】ミシェル・クラプトンが衣装を担当!『ガール・フロム・リオ』
「やることはすべてやった気分よ。番組を去る前に、ウェスタロスのすべての地域の衣装デザインを仕上げることが重要だった。わたしの中では完璧に仕上げたつもりよ」とミシェルは語っている。
彼女はレナ・ヘディ演じるサーセイ・バラシオンとほかのラニスター家の衣装には、王族のステータスと富を象徴するゴールド系を採用。デナーリス・ターガリエンはブルーの衣装を着てミーリンに到着したが、現実から切り離されていることを表すため、ミシェルは第5シーズンでデナーリスの衣装を白と淡いグレーに変えるなどしていたという。また、ドーン人の衣装はカラフルで女性っぽいシフォンを使い、サンドスネークたちの衣装は意図的にセクシーにしていたと The Hollywood Reporter は報じている。
第6シーズンからは、ベテラン衣装デザイナーのエイプリル・フェリーが同ドラマに参加するとのこと。彼女はテレビドラマ「ROME [ローマ]」の衣装デザインでエミー賞を受賞。最近では「エクスタント」の製作にも参加している。映画では『ロボコップ』『ドニー・ダーコ』などの衣装デザインを担当。『ザ・エッジ・オブ・ウォー 戦火の愛』ではBAFTAで衣装デザイン賞を受賞しているほか、『マーヴェリック』ではアカデミー賞にもノミネートされた人物だ。(澤田理沙)