人気子役・寺田心にオスカー監督が感心!涙を流す熱演で「アカデミー賞を獲ってみたい」
人気子役の寺田心くん(7)が7日、都内で行われたチェコ映画『クーキー』のヤン・スヴェラーク監督(50)と、監督の実子で本作に主演しているオンジェイ・スヴェラークくん(15)の来日記念イベントに出席。本作に登場するテディベア・クーキーに成り切った即席の芝居を披露し、『コーリャ愛のプラハ』で第69回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したスヴェラーク監督を「すごかった!」と感心させた。
パペットと実写を組み合わせ、古くなってゴミ捨て場に捨てられてしまったへなちょこテディベアが大好きな少年のもとへ戻るために繰り広げる大冒険を描いた本作。心くんはクーキーがゴミ捨て場で「僕はゴミじゃないよ! 早く僕を迎えに来てよ!」と叫ぶシーンをスヴェラーク監督の前で再現した。
途中、役に入り込みすぎて涙を流すほどの迫真の演技を見せた心くんを、オンジェイくんは「こんな才能が日本に居るなんてビックリしました!」と絶賛。スヴェラーク監督も「7歳くらいの年齢だと、(演技の際)普通はこちらがトリックを用意したりして説明しないといけないのに、瞬間的にやってくれたのがすごかった」と感心しきりで、「心くんが出演してもきっと楽しい映画になったと思う」と笑顔を見せた。
心くんは涙をぬぐいながら「クーキーに成り切って頑張りました」とコメント。スヴェラーク監督に「すごい監督にお会いできてとってもうれしいです」と述べると、「僕もアカデミー賞を獲ってみたいです」とにっこり。
本作についても「僕はクーキーが大好きです。クーキーをいっぱい応援しました。僕にも小さい頃からずっと一緒のぬいぐるみのコロちゃんがいるんですが、コロちゃんと観ました。コロちゃんも僕がいないときは冒険しているんじゃないかとワクワクしました」と子供らしさ全開の感想でスヴェラーク監督とオンジェイくんを和ませていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『クーキー』は8月22日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開