ハローキティ映画化でハリウッド本格進出!サンリオ、米子会社設立
サンリオはアメリカに子会社「サンリオメディア&ピクチャーズ・エンターテインメント(Sanrio Media & Pictures Entertainment, Inc.)」を設立し、自社の人気キャラクター、ハローキティのアニメーション映画を2019年の世界公開に向けて企画していることが明らかになった。海外でもDeadlineなど多くのメディアが報じたことで話題になっている。
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映画やアニメーションの製作、デジタル事業を世界規模で展開することを目的として、先月に「サンリオメディア&ピクチャーズ・エンターテインメント」は設立されたばかり。この件についてサンリオに問い合わせたところ、ハリウッドなどで映画産業に精通した人々を同子会社の幹部やスタッフに起用する予定だという。また、ハローキティのみならず、将来的にそのほかの自社キャラクターを映画化することも視野に入れているそうだ。
ハローキティのアニメーションは日本国内ではテレビ放送をはじめ、『ハローキティのおやゆびひめ』(1990)など、サンリオキャラクターが世界の名作童話の主人公を演じる世界名作映画館シリーズとして劇場公開されたこともあるが、海外の観客を想定した作品が作られるのは今回が初めてだ。
昨年40周年を迎えたばかりのハローキティは、パリス・ヒルトンやレディー・ガガなど海外セレブのファンも多く抱えている、世界中で愛されているキャラクター。海外の映画情報サイトCINEMABLENDは、「ハローキティの人気ぶりから、どうしてもっと早く映画化の話が出ていなかったのかに驚く」などと今回のニュースを報じている。ハローキティの映画が世界で一旗揚げられるか、期待が高まる。(編集部・石神恵美子)