新垣結衣、西尾維新作品初の実写化で主演!1日しか記憶がもたない“忘却探偵”に
女優の新垣結衣が、ベストセラー作家・西尾維新の小説を初めて実写化する10月放送の日本テレビドラマ「掟上今日子の備忘録」で、主演を務めることが明らかになった。新垣は、全てを1日で忘れてしまうため、事件をほぼ即日解決する“忘却探偵”掟上今日子を演じる。
原作は、テレビアニメ化もされた「化物語」「めだかボックス」などで知られる西尾の同名小説。映像化が難しいといわれる西尾の作品の中で、この作品なら実写化に向いているということで、西尾作品初の実写化に踏み切った。ドラマでは、お金をこよなく愛する美女探偵・今日子役の新垣が、不思議な事件をたった1日で解決する「謎解きの面白さ」と、覚えていたくても寝てしまうと記憶がリセットされるという「忘却のはかなさ」を愛らしくも切なく表現する。
日本テレビの連続ドラマ初主演、さらに日本テレビのドラマ出演は2011年の「らんま1/2」以来4年ぶりとなる新垣は、「主演というプレッシャーをなるべく忘れてとにかく楽しみたいと思います」と主演への思いを語ると、「自身でさえも知り得ない今日子さんの過去の謎だったり、雰囲気と思考のギャップだったりが今日子さんの魅力だと思うので、それを出していけるように頑張ります」と自身の役の魅力を分析した上で、意気込みを述べた。
一方、2014年10月の原作出版から早くもドラマ化決定となった原作者の西尾は、「とても嬉しいです! しかも、忘却探偵を新垣結衣さんに演じていただけるとは、夢のようです」と歓喜のコメント。シリーズ3作目の発売を8月に控える中、「この感激を胸に、早速新作の執筆にとりかかりたいと思います!」とやる気をみなぎらせた。
脚本は「空飛ぶ広報室」『図書館戦争』などの野木亜紀子、演出は「ST 赤と白の捜査ファイル」「ごくせん」などの佐藤東弥というヒットメーカーがタッグを組み、現在放送中の実写化ドラマ「デスノート」「ど根性ガエル」がどちらとも話題の日本テレビドラマとあって、原作の魅力を生かした実写化作品になるよう期待したい。(編集部・吉田唯)
ドラマ「掟上今日子の備忘録」は10月に日本テレビ系で放送