恐怖のピエロ「IT」映画化、『MAMA』監督がメガホンか
ホラー作家の巨匠スティーヴン・キングの名作「IT」の映画化で、映画『MAMA』のアンディ・ムスキエティが監督交渉に入ったと The Hollywood Reporter が報じた。当初メガホンはテレビシリーズ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」のケイリー・ジョージ・フクナガ監督が取る予定だったが、ニューラインシネマと製作費の問題で折り合いがつかず降板していた。
ITと呼ばれていた不気味なピエロ、ペニーワイズによる連続殺人事件の恐怖に直面した少年少女たちの物語を、彼らの子供時代と大人になってからの現代の描写を交えて描く本作。1990年にテレビ用のミニシリーズとして映像化されたのと同じように、2部作に分けて制作される。
撮影は6月下旬スタートの予定だったが、フクナガ監督の降板に伴い未定に。さらにペニーワイズ役も映画『なんちゃって家族』『メイズ・ランナー』で注目浴びた若手俳優ウィル・ポールターが務めるはずだったが、今のところは出演は白紙状態。しかし、撮影日程次第では、再び戻って来る可能性があるようだ。
もしムスキエティ監督に決まれば、彼の製作パートナー、バルバラ・ムスキエティがプロデューサーとして参加する可能性が高いという。『MAMA』は、1,500万ドル(約18億円)で製作され、アメリカで興行収入7,162万8,180ドル(約85億9,538万1,600円)を上げた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)