ミクシィ、「モンスト」イベント運営の不手際を謝罪「深く反省」
株式会社ミクシィは3日、幕張メッセにて2日に開催したスマートフォン向け人気RPG「モンスターストライク」(以下、モンスト)のイベント「モンストフェスティバル2015」における運営の不手際について、オフィシャルサイトを通じて謝罪した。
同フェスティバルは、ゲーム大会やさまざまなステージパフォーマンス、アトラクションが用意されたユーザー参加型のイベントとして入場無料で開催。当日は「会場の収容可能人員数を大きく上回る」参会者が来場したといい、モンストの公式twitterでも、会場から海浜幕張駅まで伸びる列ができていることを報告。安全面への懸念などから入場規制が行われ、多くの参加者が入場できない事態となった。
一部では、炎天下の中、長時間列に並んだ参加者が熱中症とおぼしき症状で複数緊急搬送されたことが報道されたほか、イベントに訪れたユーザーたちが、スタッフの少なさから列が整理されずに混乱する現場の様子を、twitterなどを通じて報告していた。
ミクシィでは、イベントについて「長時間にわたり並んでいただいたにも関わらず入場いただけないという事態が起きましたこと、まことに申し訳ございませんでした」と謝罪。また、「体調を崩されたお客様にも素早く十分な対応をとることができなかったことに加え、入場に関する情報などの提供が遅く、会場および会場周辺の案内が不十分であったため混乱を拡大してしまいました」と責任を認めた。
不備の原因については「想定の甘さと運営の未熟さによるもの」としており、「今回の件で、モンスターストライクがこれだけ多くのみなさまにご支持いただいていたということを痛感するとともに、期待を裏切ってしまったことを深く反省しております。今回の運営全体のすべてを検証することで、今後は安全に楽しんでいただけるイベント運営を徹底し、みなさまの期待と信頼を取り戻せるよう努めます」としている。(編集部・入倉功一)