「NARUTO」が実写化されたら!?原作者・岸本斉史は賛成派
大ヒット漫画「NARUTO-ナルト-」の連載15周年記念に端を発した「NARUTO新時代開幕プロジェクト」。その一つでもある新作映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』で脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮を務めた原作者の岸本斉史が、漫画実写化ブームが到来しているこのごろ、実写化について「大賛成ですね。アニメとはまた違うモノになると思います」と自身の意見を明かした。
すでにプロジェクトの一環として、「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」として舞台化されている「NARUTO-ナルト-」。同舞台を鑑賞したという岸本は、「俳優さんが演じていらっしゃると、感情とセリフがリンクするし、臨場感がある。絵での表現とはまた違う」と漫画とは違うステージでの表現に感激した様子。また「もしも実写ドラマ・映画のオファーが来たら」という質問には、「舞台とは違って映像での実写は、僕もまだ見たことのない世界になりますし。もしそういう話が来たらうれしいなとは思います」と答え、「ファンの方も違う作品として捉えてくれると思います」とにこやかに話していた。
自身が初めて一から脚本を手掛けたという新作映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』は、ナルトの息子ボルトが忍者育成のための試験「中忍選抜試験」を受ける様子が描かれている。同試験をメインにした理由については、「キャラクターたちがたくさん登場できて、バトルでアクションを見せられる」と語り、「NARUTO-ナルト-」の世界観を余すところなく出し切った作品になっているよう。
映画の脚本作業は、短期集中連載「NARUTO-ナルト-外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~」と並行作業だった時期もあるといい、ほとんどの作業を終えた今は「いろいろとひと段落して、ちょっと解放されたかなという気持ち」とのこと。自身の今後については、「まずは子供と一緒に遊ぼうかなって。テニスをしようと思っています。それと新作映画をたくさん映画館で観たいですね」と笑顔を見せていた。(取材・文:編集部・井本早紀)
映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』は8月7日に全国公開