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蜷川幸雄、車椅子に酸素ボンベで会見出席も、亀梨和也には気丈なエール

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車椅子姿で会見に出席し亀梨和也にエールを送った蜷川幸雄
車椅子姿で会見に出席し亀梨和也にエールを送った蜷川幸雄

 KAT-TUNの亀梨和也と演出家の蜷川幸雄が9日、Bunkamuraオーチャードホールで行われた音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」(※「青」漢字の脚、月の部分は円)のフォトコールに共演の高畑充希六平直政、音楽を担当した松任谷正隆と出席した。昨年より体調不良が噂される蜷川はこの日、車椅子に酸素ボンベを装着した痛々しい姿で会見場に登場したが、主演の亀梨の印象を問われると「まじめだね」と気丈にコメント。「でも、あと5センチ、ウエストが痩せて欲しかった」と注文を出して会場を笑わせた。

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 蜷川作品初主演となった亀梨は蜷川を前に、「都市伝説で物が飛んでくると聞いていた」と当初は蜷川演出に恐れを抱いていたと言うが、「稽古場では(噂で聞くような)強い指導はありませんでした。でも痩せろと怒られました」とにっこり。蜷川は亀梨に5センチ痩せてほしいとこの日も要望を出したが、亀梨は「(初日までに)後5センチ、どう縮めるか。でも、縮まるでしょう」と強気な回答。

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 蜷川は稽古場での厳しさが話題になると「僕はわりと今回おとなしいですよ。ミュージカルって演出家がやることはそれほどないんですよ。僕はニコニコしているだけ」と涼しい表情。亀梨の指導については「亀梨君は信じる相手だと聞いてくれる。信じない相手だと聞いてくれない。そこに注意して演出しました」と話し、「(屈折感を表現するような役どころで)とても屈折のあるいい演技をしています」と絶賛。「厳しいダメ出しもないです」と話して亀梨を喜ばせていた。

 本舞台は寺山修司の生誕80年、蜷川幸雄の80歳を記念し、寺山が若き日に執筆した幻の戯曲を蜷川が演出したミュージカル。(取材・文:名鹿祥史)

音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」(※「青」漢字の脚、月の部分は円)は8月10日~30日まで東京のBunkamuraオーチャードホール、9月4日~13日まで大阪のオリックス劇場で上演

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