50歳を過ぎたAD、解雇は年齢差別と訴訟
テレビドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のパイロット版から参加をしていたアシスタント・ディレクター(AD)のクリストファー・クローセンが、年齢差別で同ドラマを製作しているワーナー・ブラザース・テレビジョンを訴えた。
The Hollywood Reporter などによると、クリストファーは50歳になった2012年ごろから仕事を徐々に取り上げられ、スタッフやキャストにも冷たくあしらわれるようになったとのこと。若手に担当の仕事と第2ADの座を奪われた理由をプロデューサーに聞くと、「彼らの方が俳優に共感できるから」と言われたという。訴状には、仕事の出来ではなく、キャストに年齢が近い方がいいとの判断が製作側にあったと記載されているらしい。
窓際に追いやられる形となった第7シーズン中は、何度か第1ADの代わりを務めるよう言われたことから、仕事の能力に問題があったとは考えがたいとも主張している。
第8シーズンを終えたところで、クリストファーは電話で解雇を言い渡されたというが、プロデューサーは彼の能力に問題があった例を挙げることができなかったそう。そのため、クリストファーは年齢を理由に解雇されたと結論付け、訴訟に踏み切ったという。
ワーナー・ブラザースは訴訟についてコメントをすることを拒否している。(澤田理沙)