ホワイトハウス史上初!トランスジェンダー職員が誕生
アメリカのホワイトハウスに史上初めて、トランスジェンダー(体と心の性が一致しない人。性同一性障害も含む)を公表している職員が誕生した。
採用されたのは、現在女性として生きているラフィ・フリードマン・ガスパーンさん。ラフィさんは、以前トランスジェンダーの権利保護団体 National Center for Transgender Equality(NCTE)で、人種および経済的正義主導政策顧問を務めていた。
現地時間18日NCTEは、ラフィさんが大統領人事室の人事支援部長に就任したことを発表。「長らく(バラク・)オバマ大統領は、彼の政治はアメリカ国民を象徴するものにしたいと語っていました。その国民の中にトランスジェンダーの人々が含まれていると理解しました。トランスジェンダーの女性、そして有色人種である彼女が、初めてトランスジェンダーとして採用されたことはとても意義深いことです」と声明を出している。
バレリー・ジャレット大統領上級顧問は、「彼女の参加はトランスジェンダーの人々、特に有色人種の方や貧困層の方の生活を向上させ、政治にもその価値を反映させていくことでしょう」と ABC News などにコメントしている。(編集部・井本早紀)