くまモン、自転車で映画館に乱入！『弱虫ペダル』声優陣を驚かせる

　ロードレースに青春を懸ける高校生たちの戦いを描いた人気アニメーション映画『劇場版　弱虫ペダル』の舞台あいさつ付完成披露試写会が22日、都内で行われ、主人公・小野田坂道の声を担当する山下大輝はじめ、宮野真守、森久保祥太郎、代永翼、柿原徹也ら声優陣が出席した。イベント終盤には劇中にも登場する熊本県のゆるキャラ・くまモンが自転車に乗って駆けつけ、熊本弁で「大ヒット、まちがいなかモン☆」と描かれた色紙を掲げて声優陣を激励した。

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　本作で「熊本 火の国やまなみレース」が描かれることから出演もしたくまモン。自転車に乗って突然会場に現れると、客席は大歓声。声優陣もくまモンの自転車姿に驚きの表情を見せるも「くまモン可愛い！」「くまモンチャリンコに乗れるんだ！」と大はしゃぎで、その後、熊本台一高校チームの3年生・吉本進役の宮野がくまモンとステージ上でハイタッチ。

　衣装が熊本台一高校でなく、主人公の所属する総北高校自転車競技部のユニフォーム姿だったため、宮野からは「総北？」と突っ込まれもしたが、そこはご愛嬌。「大ヒット、まちがいなかモン☆」と熊本弁で書かれた色紙を掲げて、本作のPRに一役買った。

　宮野の方は “火の国・炎のクライマー”とも称される新キャラクター吉本進役でこの劇場版から本作の声優陣の仲間入り。ステージ上で「もっこす！　もっこす！」と踊り狂うなどくまモンに負けじと元気いっぱいのパフォーマンス。”もっこす”は熊本人の頑固さや反骨的な性格を表した言葉だが、トークでも随所でその “もっこす”を多用。「初もっこすです」とあいさつをすると、役づくりにあたって読んだという本作の原作コミックについても「涙なしに読めなくて泣きもっこすでした」とコメントするなど、宮野節を炸裂させて客席を沸かせていた。（取材・文：名鹿祥史）

『劇場版　弱虫ペダル』は8月28日より全国公開