米映画館、ついに手荷物検査実施へ!全米最大の映画館チェーン発表
全米最大の映画館チェーンであるリーガル・エンターテインメント・グループが、相次いだ銃撃事件を受けて、映画館入場の際に手荷物検査を実施すると発表した。
同社は公式サイトにて、「アメリカでは安全問題が日常の一部になっています。リーガル・エンターテインメント・グループは、お客様とスタッフに快適・安全に、映画館を利用してほしいと思っております。そこで、お客様とわれわれ従業員の安全を守るために、入場前にはリュックサックやかばんなどの種類を問わず、手荷物の検査を実施いたします。これにより、お客様にはご不便をおかけすること、そしてその検査によって、完全なる安全を保障できるわけではないことも承知しております。しかしながら、安全性を少しでも高めることは、その不便さに勝ると信じております」という声明を発表した。
アメリカの映画館での悲劇は絶えず、先月23日(現地時間)には、米ルイジアナ州ラファイエットの映画館でも男が銃を発砲。2人が死亡、9人が負傷し、犯人はその場で自殺した。また、今月5日(現地時間)にも、米テネシー州ナッシュビルの映画館で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の上映中に、男が銃のようなもの(後に空気銃と判明)を発砲し、駆け付けた警察官に射殺される事件が起きていた。
そして今月7日(現地時間)には、2012年7月に米コロラド州オーロラにある映画館で、映画『ダークナイト ライジング』の上映中に銃を乱射し、12人を殺害、70人以上にけがを負わせたジェームズ・ホームズ被告に、仮釈放なしの終身刑という判決が下されたばかりだ。(編集部・石神恵美子)