白い悪魔!『ガンバ』ノロイのトラウマ級恐怖映像
1975年に「ガンバの冒険」としてテレビアニメ化された児童小説を、映画『STAND BY ME ドラえもん』などの映像製作会社・白組が3DCGアニメーション化する『GAMBA ガンバと仲間たち』。同作に登場する悪役・ノロイの初映像が公開され、圧倒的な存在感でガンバたちを恐怖の底に陥れる様子が披露された。
テレビアニメのリメイクではなく、斎藤惇夫の児童文学「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」を下敷きに、ドラマ「リーガルハイ」などの古沢良太がアニメ作品の脚本を初めて手掛けた本作は、街ネズミのガンバとマンプクが海を目指す旅に出て、港で出会った島ネズミの忠太を助けるため、仲間と共に白イタチのノロイに立ち向かうさまを描く。
公開された映像は、狂言師の野村萬斎が声を吹き込んだノロイの恐ろしさにフォーカスしたもの。おどろおどろしい音楽と共に映し出される背筋が凍るような笑顔、青く光る不気味な瞳、鋭く尖った爪など、“最恐の悪役”にふさわしいトラウマ級の存在感を発揮しているノロイ。「とどめを刺しておあげ」というセリフの調子などから、アニメ版と比較するとより原作に近い中性的な性格として描かれていることがわかり、今作でもその脅威に注目だ。
そのほかのキャストには、主人公・ガンバ役の梶裕貴、ヒロイン・潮路役の神田沙也加に加え、野沢雅子、大塚明夫、池田秀一ら超豪華声優が集結している。(編集部・吉田唯)
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』は10月10日より2D / 3D全国公開