ディズニー新作アニメ、続々！『アナ雪』に続くプリンセスも
『アナと雪の女王』『ベイマックス』など人気作を世に送り出してきたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの新作情報が、現地時間8月14～16日に米・アナハイムで開催されたディズニーファンイベント「D23 EXPO」で発表された。2016から2018年に全米公開予定の新作アニメ3作品をご紹介。
■『ズートピア（原題） / Zootopia』2016年3月4日全米公開予定
『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードと『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアが監督、『ベイマックス』でクリエイティブ面を統率したジャレッド・ブッシュが共同監督・脚本家に名を連ねている本作。
『くまのプーさん』『ジャングル・ブック』などのように擬人化された動物たちが住む近代都市「ズートピア」を舞台に、楽観主義の警官・ウサギのジュディが、早口の詐欺師・キツネのニックとタッグを組んで「ズートピア」での事件を解決する姿を描くコメディーアドベンチャーだ。
ウサギのジュディとキツネのニックの声を担当するのはそれぞれ、テレビドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」シリーズで白雪姫を演じているジニファー・グッドウィンと『マイレージ、マイライフ』のジェイソン・ベイトマン。そして、歌手シャキーラが「ズートピア」のポップスターであるガゼルの声優に決定、「Try Everything」という新曲を本作のために歌うことも発表された。
■『モアナ（原題） / Moana』2016年11月23日全米公開予定
『アナと雪の女王』に続くプリンセスシリーズ作品として、すでに注目を浴びている本作。『アラジン』『リトル・マーメイド/人魚姫』の監督コンビ、ロン・クレメンツとジョン・マスカーが監督を務める。
ポリネシアの伝説を基に、活発な少女モアナが、彼女の先祖が成し遂げられなかった使命を果たすため、伝説の島を探しに航海に出る。そしてモアナは、かつて強靭（きょうじん）だった半神半人のマウイに出会い、彼と一緒に広大な海を横断するというアクションアドベンチャーだ。
過去に2018年全米公開予定と報じられていた本作は、一気に2年早まり2016年に全米公開されることに。ザ・ロックのリングネームで知られる元プロレスラーで俳優のドウェイン・ジョンソンが、本作でマウイの声を務めることも発表され、同イベントのステージにも登場。ちなみにドウェインは、ディズニーのアトラクション「ジャングルクルーズ」を題材にした映画作品で主演を務めることも発表されたばかりだ。
また、当日の様子を報じた海外メディアの多くが、本作の場面写真やコンセプトアートの完成度の高さを伝えており、社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』を超える大ヒット作となるかに期待したい。
■『ギガンティック（原題） / Gigantic』2018年全米公開予定
本作は、今年4月にディズニーが「ジャックと豆の木」を映画化すると報じられていたものの、アニメ作品になるのか、実写作品になるのかといったことすらも明らかにされていなかった。そして今回、ベールに包まれていた同企画の概要が発表された。「ジャックと豆の木」から着想得た本作のタイトルは、その名も「巨大な」という意味の『ギガンティック（原題）』。
『塔の上のラプンツェル』のネイサン・グレノが監督、『ルイスと未来泥棒』のドロシー・マッキムがプロデューサーを務める。そして、『アナと雪の女王』のテーマ曲「Let it Go」で2014年アカデミー賞オリジナル歌曲賞を受賞した作詞・作曲家のコンビ、クリステン・アンダーソン＝ロペス＆ロバート・ロペスが本作の楽曲を手掛ける。
■ちなみに、ディズニー／ピクサーのラインナップは……
恐竜と少年の出会いを軸に壮大なスケールで描いたアニメ『アーロと少年』は2016年3月12日、『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー（原題） / Finding Dory』は2016年7月、人気シリーズ最新作『トイ・ストーリー4』は2017年の日本公開予定となっている。そのほか公開時期は未定であるものの、『Mｒ.インクレディブル』第2弾や『カーズ』第3弾、メキシコの祝祭「死者の日」をテーマにした新作『ココ（原題） / Coco』（2017年秋全米公開）の製作が決まっている。（編集部・石神恵美子）