ハリウッド版「ワンダと巨像」×「進撃の巨人」!?巨人族と戦う北欧神話描く映画が始動
北欧神話をベースに描いたイラストブック「フォール・オブ・ゴッド(原題) / Fall of Gods」を、20世紀フォックスが映画化することが明らかになった。The Hollywood Reporter が報じている。
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「フォール・オブ・ゴッド(原題)」は、人間と巨人族が住む世界を舞台に、北欧神話の登場人物ヴァーリを主人公にした作品。化け物たちとの戦いを終えたヴァーリは一人の女性と愛を育み、集落から離れた場所で農業を営み、過去の戦いや罪を忘れようとしていた。しかし、愛する女性が突然行方知れずになってしまい、彼女を探すためヴァーリは再び、巨人族が暮らすヨトゥンヘイムのクリーチャーやアース神族たちと相まみえることになる。
本著のオフィシャルFacebookページなどに掲載されているイラストには、馬に乗った一人の男が人の何十倍もの大きさのドラゴンやオオカミのような巨大生物と戦うさまが描かれており、人の身で巨大な敵と対峙(たいじ)する様子は、さながら巨像を倒すゲーム「ワンダと巨像」や実写映画化された漫画「進撃の巨人」のよう。デンマークの会社MOODによって手掛けられた同作は、クラウドファンディングで出資を募った際に、9万6,891ドル(約1,162万6,920円・1ドル120円計算)の支援金を集めたことでも注目を浴びていた。
映画版の監督は、ヤングアダルト小説を原作とした巨大な迷路に閉じ込められた少年たちの脱出劇『メイズ・ランナー』を全米でヒットさせたウェス・ボールが担当するとのこと。またボール監督は、『ラン・オールナイト』などのブルックリン・ウィーヴァーらと共に、製作も務めるという。(鯨岡孝子、編集部・井本早紀)