かぼちゃの馬車の中で死んだシンデレラ…“夢の国”を風刺した「ディズマランド」の映像公開
22日にイギリスのウェストン・スーパー・メアにオープンした、某“夢の国”を風刺した悪夢のテーマパーク「ディズマランド」。同テーマパークの映像が、25日に仕掛け人である覆面アーティスト・バンクシーの公式サイトで公開された。
公開された映像は、父親、母親、息子、娘の四人から成る家族が「ディズマランド」を訪れる様子を描いたもの。ナレーションで「地球で最も幸せな場所」と説明されるも、そこにはボロボロのシンデレラ城をはじめ、退廃的でダークな雰囲気が漂う展示が多数あり、「DREAMLAND」の「N」の字が地面に落ちた看板の絵や、横転したかぼちゃの馬車の中で死んでいるシンデレラ、その様子を撮影するパパラッチ、ネズミの耳を模したカチューシャを着けた不機嫌そうなスタッフなど、アイロニーに満ちた内容になっている。
9月27日までの5週間限定でオープンされた同パークは、入場料は3ポンド(約570円・1ポンド190円計算)で5歳以下は無料。現在公式サイトで発売されているチケットは完売するなど、世界中から注目を浴びている。なお、塗装用の缶スプレー、マーカーペン、ナイフを持った人、ディズニーの法的代理人の入場は禁止されている。(編集部・吉田唯)