成海璃子×池松壮亮×斎藤工!学生運動の時代を駆け抜けた男女の恋『無伴奏』初映像
成海璃子、池松壮亮、斎藤工ら豪華俳優陣が共演する映画『無伴奏』から、学生運動が活発だった時代を生きた男女の多感な恋模様を映し出した、初映像となる特報が公開された。
直木賞受賞作家・小池真理子の半自伝的小説を基にした本作は、日本中に学生運動の嵐が吹き荒れた1969年の仙台を舞台に、時代流されるように学園紛争に関わっていた女子高生の野間響子(成海)が、クラシック音楽の流れる喫茶「無伴奏」で出会った大学生・堂本渉(池松)に次第に惹(ひ)かれていくさまを描く。渉の友人・関祐之介役を斎藤が務め、『ストロベリーショートケイクス』などの矢崎仁司監督がメガホンを取った。
公開された映像では、「嵐の中に自分を駆り立てていかなければ、発狂しそうだ」という成海のナレーションから始まり、学園運動が盛んだった混沌とした時代を生きる若者たちの焦燥感が、主題歌に決定したガールズバンドDrop'sの「どこかへ」のノスタルジックなメロディーに乗せて表現されている。雨でずぶ濡れになり、ビンタされながらも、大人の女性へと成長していくヒロインを体現した成海をはじめ、池松、斎藤ら実力派俳優陣の競演に期待が高まる。(編集部・吉田唯)
映画『無伴奏』は2016年春、新宿シネマカリテほか全国公開