『猫侍』人気白猫、17歳にしてますます美しさに磨きをかける!
映画『猫侍 南の島へ行く』ティーチインイベントが12日、シネ・リーブル池袋で行われ、インターネット動画などで話題沸騰中の主人公白猫・玉之丞(あなご)と、ZOO動物プロのアニマルトレーナー・北村まゆみさんが出席した。
本作は、笑わないこわもて浪人と白猫・玉之丞の不器用な交流を描いた時代劇コメディー「猫侍」シリーズの劇場版第2弾。土佐への旅路で漂流してしまった南の島を舞台に繰り広げられる騒動を描いた痛快アドベンチャーだ。
今年17歳という、猫としては高齢のあなごだが、映画に出演する前より、毛並みや表情など肉体的にも精神的にも若々しくなったという。北村さんは「ストレスなく暮らすのが動物の幸せだと思われていますが、学習させたり経験させるといった良いストレスは、動物の若さを保てるんです」と語ると、「世の中に出すことによって、メンタルも変わって、体調面を含め多くのことがプラスになりました」とあなごの変化を喜ぶ。
ドラマや映画を通して、主演の北村一輝とのコンビネーションもどんどん良くなっていったという。「基本的に白猫というのは、神経質なのですが、北村さんがただ単に猫かわいがりすることなく、信頼関係を築いてくれたので、あなごも安心しているのが見ていてわかりました」と北村さんは語ると、「そのことで、脚本が変わって猫の登場シーンがかなり増えたんです」と裏話を披露した。
大女優への道を駆け上がるあなご。北村さんは「段取りや現場の雰囲気を把握していくようになったので、ほとんどのシーンが一発OKだったんです」と女優としての成長に目を細めると、会場からの第3弾への期待の声に、あなごは大きなあくびで応えていた。(磯部正和)
映画『猫侍 南の島へ行く』は全国公開中