佐藤健&宮崎あおい、アルゼンチン「イグアスの滝」へ!ヒットメーカー、川村元気の処女小説映画化で
『告白』『モテキ』などのヒットメーカーで、プロデューサーの川村元気が、LINE連載小説という世界初の形態で発表した小説に基づく映画『世界から猫が消えたなら』。アルゼンチン・ブエノスアイレスでロケを敢行したことでも話題の本作で、主演の佐藤健と宮崎あおいが名所「イグアスの滝」を訪れた際のビジュアルが公開された。
川村原作の「世界から猫が消えたなら」は、余命宣告された平凡な郵便配達員が、悪魔と取引して世の中から一つ何かを消すことで一日の命を得るというファンタジックな物語で、処女作にして累計80万部を突破したベストセラー小説。佐藤は「僕」と「悪魔」の二役を、宮崎は彼の初恋の女性を演じる。監督は『ジャッジ!』などの永井聡、脚本はテレビドラマ「最後から二番目の恋」などの岡田惠和、音楽はMr.Childrenをプロデュースした小林武史と豪華布陣が集結している。
本作は2014年10月8日に北海道・函館でクランクイン。小樽・室蘭、そして東京都内での撮影を経て、国境をはるばる越えてアルゼンチン・ブエノスアイレスでロケを敢行し、11月22日に世界三大瀑布の一つであり最大落差80メートル以上の「イグアスの滝」でクランクアップ。この「イグアスの滝」は、佐藤と宮崎演じる恋人たちが旅行でアルゼンチンを訪れた際、重要なシーンを担う場所。佐藤は「今回の撮影はほぼ毎日自分のシーンだったのですごく長く感じましたが、その撮影が無事に終わって充実感が大きいです」、宮崎は「イグアスの滝は想像以上に大きく、とてつもないパワーを持っている場所でした。そんな所でお芝居ができたことを幸せに思います」とコメントしている。
この滝を含むブラジルのイグアス国立公園とアルゼンチンのイグアス国立公園はともにユネスコ世界遺産に登録されており、「イグアスの滝」は「悪魔の喉笛」で知られる観光名所。ウォン・カーウァイ監督作『ブエノスアイレス』(1997)や、邦画では篠田正浩監督の『夜叉ヶ池』(1979)などに登場している。(編集部・石井百合子)
映画『世界から猫が消えたなら』は2016年全国東宝系にて公開