卒業するセーラー戦士、稽古中に涙
ミュージカル「『美少女戦士セーラームーン』-Un Nouveau Voyage-」のゲネプロ観劇会が18日に都内で行われた。主役のセーラー5戦士らは、本舞台をもって卒業する。セーラーマーズ役の七木奏音は、稽古中に涙があふれてきたと告白しつつも、「悲しい気持ちもあるけれど、新たな旅立ちなので前向きな気持ちで取り組みたい」と意気込みを見せた。
第3弾となる本舞台は、セーラームーンファン待望の原作第3期「デス・バスターズ編」をミュージカル化。セーラー5戦士の、セーラームーン(大久保聡美)、セーラーマーキュリー(小山百代)、セーラーマーズ(七木)、セーラージュピター(高橋ユウ)、セーラーヴィーナス(坂田しおり)やタキシード仮面(大和悠河)、セーラーちびムーンに加え、 原作でも大人気の外部4戦士、セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラープルート、 セーラーサターンらも登場する。
セーラームーン役の大久保は、「卒業するという実感は全くないのですが、気持ちがフワフワしています。夢の中にいるような感覚でステージに立っているのですが、初日を迎えて回を重ねていくことによってだんだん(卒業を)実感するのかなと思っています」とコメント。
タキシード仮面こと地場衛を演じる元宝塚女優の大和は、セーラー戦士5人の過去の出演を「1作目のときは、演技経験がなく慣れない子が多かったんですが、2作目、3作目とだんだん頼もしくなった」と振り返る。自身の宝塚歌劇団卒業公演と照らし合わせて、「わたしも宝塚で経験しましたが、卒業公演というのはいろんな思いが飛び出てくるし今までにない自分の力が発揮できる場なので、まもちゃん(地場衛)らしくみんなを支えたい。より絆を深めてこの舞台を一緒に乗り切りましょう!」とエールを送った。(取材:坂田正樹)
なかよし60周年記念公演ミュージカル「美少女戦士セーラームーン-Un Nouveau Voyage-」は27日までAiiA 2.5 Theater Tokyo(東京)にて、10月2日から4日までサンケイホール ブリーゼ(大阪)にて上演