『007 スペクター』主題歌にサム・スミスが込めた熱き思い
第57回グラミー賞で最多4冠を達成したイギリスのシンガー・ソングライター、サム・スミスが、『007』シリーズの最新作『007 スペクター』(日本公開12月4日)の主題歌となる新曲「Writing's On The Wall」に込めた思いを熱く語る映像が公開された。
公開された動画でサムは、「人々が僕に“ポップソング”を期待していないことを望んでいるよ。なぜなら、それは僕がしたかったことではないからね。時代を問わない、クラシックなものを届けたかったんだ。映画のプロジェクトとマッチするようなものを。僕はこの曲を自分のために書いた訳じゃないんだ。自分のためでもなく、人生のためでもない。これはジェームズ・ボンドのための曲なんだ」と力説。本人の説明通り、新曲は重厚な楽曲に仕上がっている。
また、初めてキャラクターのために書いた曲だそうで、「これを聞いた人々がボンドのことを思い浮かべてくれることを祈っているよ。ボンドのテーマ曲らしく聞こえて欲しいと思っている」と語った。サムがボンドにささげた新曲は、日本時間9月25日の夜に世界一斉デジタル配信開始を迎え、イギリスやアメリカを筆頭に世界12か国で1位を獲得、世界41か国でトップ10入りするなどすでにヒットを記録。
前作『007 スカイフォール』では、その主題歌を担当したイギリス人歌手アデルがアカデミー賞歌曲賞を受賞しており、実力派のサムが歌う主題歌はどのような結果を残せるのかにも期待が高まっている。
ダニエル・クレイグが4度目となるジェームズ・ボンドを演じる本作は、『007 スカイフォール』のサム・メンデス監督が再びメガホンを取り、ボンドが自身の過去と向き合いながら、悪の組織スペクターを追って活躍する姿を描く。(編集部・石神恵美子)
映画『007 スペクター』は12月4日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開