新シリーズ「ルパン三世」OP映像がテレビ放送に先駆けて公開
テレビアニメ「ルパン三世」30年ぶり新シリーズのオープニング映像が、放送開始日の10月1日に先駆けて公開。わずか数十秒の映像の中に、ルパン三世、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形警部らおなじみのキャラクターの特徴、魅力をあますところなく刻んだクールな映像となっている。
ルパンが靴ひもを結び、ジャケットを羽織り、ネクタイを締め身支度を整えるシーンから始まるオープニング映像。大野雄二のテーマ曲をBGMに、華麗な銃さばきを見せる次元、バイクを駆るセクシーな不二子、斬鉄剣を抜く五ェ門、そしてルパンを追い掛けるとっつぁんこと銭形警部とおなじみのキャラクターが続々登場。シリーズ特有の躍動感&疾走感あふれるテイストも健在だ。
モンキー・パンチによる原作漫画「ルパン三世」が初めてアニメ化されたのは1971年。緑色のジャケット姿のルパンを描く、全23話から成るテレビシリーズ。1977年より再度テレビシリーズ化され、赤いジャケットのルパンは約3年、計155話にわたって活躍。現在にいたるまでテレビシリーズ、劇場映画、テレビスペシャル、オリジナルビデオ作品などさまざまな形態で制作されてきた。そしてアニメ化44年目となる今年、今度はセレブ美女レベッカ・ロッセリーニ、英国秘密情報部MI6のスパイ・ニクスら新キャラを迎え、青いジャケットに身を包んだルパン三世がイタリアとサンマリノを駆け巡る。
原作者のモンキー・パンチは新シリーズ放送にあたり、「新しいアニメーション・シリーズのスタートに、わくわくしています」と期待を寄せ、総監督を務める友永和秀は「ハードボイルドだがコミカル、クールだがおちゃらけている、相反する要素が同居しているルパンを描きたい」、監督の矢野雄一郎は「ルパンたちはこのシリーズでは20代。スピーディに動き回ります。キャラクターみんなのやんちゃぶり、泥水すすってでも行動を起こすような熱い感じを描きたい」と気合い十分。
一方、シリーズ構成を手掛ける高橋悠也は「長い歴史を刻んできた不朽の名作・ルパン。いつの時代も変わらないルパンと、今の時代だからこその新しいルパン。一見矛盾する二つのテーマを可能にするのが、ルパンという作品の無限の魅力なのではないかと思っています」とあらためて、「ルパン三世」が時代を超えて愛され続ける理由を語っている。(編集部・石井百合子)
テレビアニメ「ルパン三世」は10月1日より日本テレビにて毎週木曜25時29分~25時59分に放送(全24話予定)※初回10月1日は26時40分~