光宗薫、ロボット映画で持論を展開!荒牧&辻本監督も納得
モデルで女優の光宗薫が3日、映画『チャッピー』ブルーレイ&DVD発売およびデジタル配信を記念したニコ生スペシャル特番に、荒牧伸志監督、辻本貴則監督と共に出演した。放送前に行われた囲み取材で光宗は、ロボット映画への深い造詣と熱い思いを披露し、荒牧監督や辻本監督をうならせていた。
光宗はAKB48の活動辞退後、女優やモデルとして活躍している一方で、絵の才能を含め、芸術的感性の鋭さが評判にもなっている。この日も、映画『キャプテンハーロック』の荒牧監督や、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズの辻本監督という日本のCGアニメーション界を代表する人物たちと共に、ロボット映画についての思いを吐露。
中学生のころに観たスティーヴン・スピルバーグ監督の『A.I.』や、ロビン・ウィリアムズ主演の『アンドリューNDR114』がお気に入りのロボット映画だと語ると「ヒューマンに寄った作品が好きなんです」と理由を説明。さらに『チャッピー』について「ここまで生活にロボットが密着している設定の作品を知らなかったので、すごく新鮮でした。ヒューマン系映画のロボットは、ビジュアルが人間に近いものが多いのですが、この作品は完全にロボット。それなのに目の動きだけで感情が伝わるのがすごい」と絶賛した。
そんな光宗の意見に、荒牧監督も大きくうなずくと「この映画は、メカアクションの入り口を女性にも入り込めるように作ったのがすごい」と追随。辻本監督も「なじみやすさや、ロボットの形をしているのに、人間みたいな動きは、『ロボコップ』なんかと比べると進化しているなって感じる」と自身の見解を述べていた。
また本作のブルーレイには、本編とは違うもう一つのエンディングや、プレミアムエディションには、ニール・ブロムカンプ監督が作品に影響を受けたことを公言する、押井守監督、荒牧監督、ゲームデザイナーの伊藤暢達ら、日本を代表するクリエイター3人が描いた“チャッピー”のポストカードが特典として付いてくるが、押井監督のイラストは、『チャッピー』を気に入っていたという押井監督に辻本監督自身が頼んで実現したことを明かした。
本作は、ブロムカンプ監督が2016年の南アフリカを舞台に、人工知能搭載ロボット・チャッピーと、それを取り巻くギャングたちとの絆や、戦いを描いたSFアクション映画。(取材:磯部正和)
映画『チャッピー』ブルーレイ&DVDは発売中&デジタル配信中