アメリカ史上最悪、カルト教団による集団自殺が始まる!全編POV極上ホラー衝撃の映像
1978年に実際に起きた集団自殺事件を題材に、『ホステル』シリーズで知られるホラー界のカリスマ、イーライ・ロスが脚本・製作を担当し、『V/H/S シンドローム』などの俊英タイ・ウェストが監督を務めた衝撃のドキュメンタリーホラー『サクラメント 死の楽園』から、歴史に残る集団自殺が始まる瞬間が収められた驚がくの予告編が公開された。
全世界を震撼させたカルト集団“人民寺院”の信者たちによる集団自殺事件とは、1978年に教祖ジム・ジョーンズ指導の下、914人の信者が一斉に自殺。9.11テロ以前ではアメリカ史上最悪の犠牲者を出したとされる恐るべき事件だ。
本作ではその実話を基に、カルト教団信者たちの「エデン教区」の集団生活を取材にやってきたVICE社(実在する突撃潜入取材スタイルのメディア)のパトリック、サム、ジェイクの3人が、“地上の楽園”だったはずのエデン教区が“死の楽園”と化す一部始終に迫る。全編POV(主観映像)で撮影されており、観客自らも集団自殺の事件現場に放り込まれたかのような感覚に陥ることができるのが本作の特徴でもある。
公開された予告編では、昼には人種問わず仲良く暮らしているエデン教区の信者たちが、夜になると「ファーザー(お父様)」と呼ばれるサングラス姿の男による説教に歓喜する様子が映し出される。その晩、サムが「わたしたちを助けて」という手紙を女の子から手渡されたことで事態は急変を迎える。「終わりの時が来たのだ。本物の天国へと一緒に旅立とう。これが最後の聖餐(サクラメント)だ」というファーザーの一言で、ついに集団自殺が始まる。毒薬の入った飲み物で泡を吹きながら命絶えていく者、逃げ出そうとして銃殺される者、焼身自殺する者……衝撃の光景が待ち受けている。
本作のキャストには『V/H/S シンドローム』や『サプライズ』でおなじみのホラー映画には欠かせない俳優陣が出演しており、パトリックをケンタッカー・オードリー、サムをAJ・ボーウェン、ジェイクをジョー・スワンバーグが演じている。ホラー界の逸材が集結しているだけあって、本作はアメリカのホラーサイト「FANGORIA」や「iHorror」で、2014年のホラー映画ベスト10にランクインするなど好評を得ている。(編集部・石神恵美子)
映画『サクラメント 死の楽園』は11月28日より角川シネマ新宿(レイトショー)ほかにて公開