吉川晃司、悪代官的セリフに「ちょっとつらい」
12日、日曜劇場「下町ロケット」の完成披露特別試写会が都内で行われ、阿部寛、土屋太鳳、立川談春、安田顕、真矢ミキ、恵俊彰、吉川晃司が出席した。
同ドラマは池井戸潤の直木賞受賞作の実写化。元宇宙科学開発機構の研究員だった主人公・佃航平(阿部)が、ライバル会社や巨大な壁に阻まれながら捨てきれずにいた宇宙への夢と現実のはざまで闘う姿を描く。
観客と一緒に試写を鑑賞後登壇した阿部は、男たちの夢やプライドが火花を散らす内容に触れて「本当に泣きました」と感無量の様子。主人公と似ているところを聞かれると「最近涙もろくなって。泣かなくていいところで泣いたり、談春さんのところは泣きました。現場でも大泣きしたんですけど、涙もろいところは役づくりじゃなくて似ているな」と共感していた。
そんな阿部に立ちはだかる大企業の部長・財前道生を演じる吉川は、恵から「ダース・ベイダーみたい」と称される悪役ぶりも発揮。吉川自身も「撮影現場にいて『こんな町工場ごとき』っていうセリフを本当の町工場の方たちがいる前で言わないといけないのがちょっとつらい」と話し、「ちょっとにらまれるし、そういう気持ちではないですよと話しながらやってる」と述懐。すかさず恵から「世間を気にしながら生きてる?」とつっこまれ、「案外ね」と苦笑いで答えた。
また、佃の娘・利菜を演じる土屋は男たちの働く姿に 共感した事を告白。「いつか結婚したい願望があって、将来旦那さんになる方がこういう社会で働いているのかと思うと応援したくなるしキュンとします」と初々しく話し、男性キャストをメロメロにしていた。(中村好伸)
日曜劇場「下町ロケット」はTBS系で10月18日よる9時スタート