佐々木蔵之介×関ジャニ横山裕!関西出身最強コンビが直木賞受賞「破門」実写化でW主演
関西出身の佐々木蔵之介と横山裕(関ジャニ∞)が、大阪を舞台にした黒川博行の直木賞受賞作を実写映画化する2017年公開の『破門(仮題)』でダブル主演を務めることが明らかになった。最凶強面ヤクザ・桑原保彦役の佐々木と、口だけは達者な非モテ独身建設コンサルタント・二宮啓之役の横山が絶妙な掛け合いを披露する。
BSスカパー!でオリジナルドラマ化もされたベストセラーを基にした本作は、映画製作の出資金をプロデューサーの小清水に持ち逃げされた強面ヤクザの桑原と貧乏建設コンサルタントの二宮が、資金回収のために奔走するも、桑原が病院送りにしたゴロツキが本家筋の構成員だったことから、いつしか組同士のトラブルに発展するさまを圧倒的なアクションを交えて描くノンストップエンターテインメント。『毎日かあさん』『マエストロ!』などの小林聖太郎監督がメガホンを取る。
強面のヤクザという役どころに佐々木は、「狂犬のようで、それでいて喋りはおもろく、でもやっぱり強面な、とてもチャーミングな主人公にゾッコンです!」とその設定に惚れ込んでいる様子。「最高に痛快でカッコイイ原作を得て、監督や横山さんと、この作品に身を置けると思うと血が騒ぎます」と期待に胸を躍らせている。
一方、最強凹凸コンビとして佐々木の相棒を務める横山は、「原作の圧倒的な世界観に魅了され、『ぜひ参加したい!』とすぐに思いました」とオファーを即決したという。「バイオレンスの要素がありつつも、二人の軽妙なやり取りが基盤になっていますので、佐々木蔵之介さんとボケとツッコミのような関西の『ノリ』も出していけたらと思っています」と意気込み、関西出身の二人ならではの掛け合いをアピールした。
原作者の黒川から「俳優陣も実力派ぞろいで文句なし。佐々木さんと横山さんが疫病神コンビをどんなふうに演じてくれるのでしょう。原作者として、とてもうれしく思います。小林監督の本領発揮。一級のロードムービーになることはまちがいありません」と絶大な信頼を寄せられた小林監督が、「アメリカ村からマカオのカジノまで、狂犬ヤクザとぐうたら貧乏の凸凹コンビが繰り広げる珍道中。肩肘張らずに楽しんでいただければ嬉しく思います」と語っているように、撮影は東京や大阪をはじめ、マカオなどでも行われるとのこと。10月下旬にクランクインし、12月のクランクアップを予定している。(編集部・吉田唯)
映画『破門(仮題)』は2017年に全国公開