豊川悦司と鈴木京香が禁断の愛 10年ぶりのドラマ共演
豊川悦司と鈴木京香が直木賞作家・ねじめ正一の中央公論文芸賞受賞作品を原作としたWOWOWのドラマ「連続ドラマW 荒地の恋」で共演することが明らかになった。2016年1月9日から放送がスタートする。
戦後まもなく「荒地」という詩誌創刊のために、三田村貴一、有川信夫らの仲間と共に情熱を注いだ北沢太郎。それから月日が流れた1970年代。53歳の北沢は働きながら細々と詩作を続け、家族と共に平凡な毎日を送っていた。あるきっかけから親友である三田村の妻・明子と接触を重ね、互いに惹かれあっていく。家族と仕事を捨てて一緒になった明子との暮らしの中で北沢は情熱を取り戻していくのだが……。
主人公の北沢太郎を豊川、主人公と禁断の恋に落ちる明子を鈴木が演じる。映画では2013年に『ジャッジ!』で共演している二人だが、テレビドラマでは「青春の門 -筑豊編-」以来約10年ぶりの共演となる。そのほか、主人公の親友で明子の夫でもある三田村を松重豊、詩人仲間の有川を田口トモロヲが務める。監督は映画『居酒屋ゆうれい』で第18回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した渡邊孝好が務める。
豊川は「京香さんは誰もが認める日本を代表する女優さんです。共演できることはとても光栄です。渡邊監督は僕のデビュー作(映画『君は僕をスキになる』)の監督でした。二度目のデビューのつもりでタッグを組みたいと思います」と意気込む。以前に渡邊監督から「荒地の恋」の映像化の話を聞かされていたという鈴木は「(豊川と)『荒地の恋、実現してほしいですね』とお会いする度に話していたので、北沢、明子として向き合えるのは最高の喜びです。優しさと悲しみを静かに背中に滲ませた豊川さんは詩人・北沢そのもので、いつもみとれてしまいます」と今回の共演について語った。(編集部・那須本康)
「連続ドラマW 荒地の恋」は2016年1月9日からWOWOWで放送開始 (毎週土曜よる10:00~全5話・第1話無料放送)