野村周平&賀来賢人がマイペース大学生とクールなヤクザに!漫画「森山中教習所」映画化決定
フジテレビ系ドラマ「恋仲」などで知られる俳優の野村周平と、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」などに出演する賀来賢人が、「週刊スピリッツ」(小学館)誌上で連載された真造圭伍の青春コミックを実写映画化する、『森山中教習所』でダブル主演を務めることが明らかになった。
本作で描かれるのは、ひょんなことから同じ非公認教習所に通うことになった普通の大学生・清高とヤクザの組員・轟木が体験するひと夏の出来事。高校の同級生でありながら、境遇も性格も全く違う二人が、いわくつきの教習生ばかり集まる教習所で体験する恋や友情を独特のテンションでつづる。『花宵道中』『海のふた』などの豊島圭介監督がメガホンを取った。
愛想はいいけれど、周囲に関心がないマイペースな大学生・清高にふんする野村は、「大人気コミックの人気キャラクターを演じさせていただけて、大変光栄に思っております」と感謝。個性的なキャラクターばかりが登場する同作の撮影現場を、「すごく楽しく、本当に森山中教習所に通っているのではないかと錯覚してしまうほど、リアルな環境でした」と振り返った。
また賀来は、豊島監督と『ソフトボーイ』(2010年)以来の再タッグとなり、「緊張しながらもとても嬉しく思います」と歓喜。自身にとって初のヤクザ役でもある轟木は、感情を表に出さないクールな男であり、「彼の成長を演じることは役者としてやりがいを感じています。素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんと濃密で充実した現場を過ごすことが出来ました。完成を楽しみにしていて下さい」と自信をのぞかせる。
共演者として、ダンカンや根岸季衣、麻生久美子、光石研など実力派俳優も出演。豊島監督は「原作の素敵なキャラクターたちを、無茶苦茶才能ある俳優たちが自由に演じる。それを必死にとらえていこうと。それが今回の狙いですよ!」と力強くコメント。一方、原作者の真造は、「「映画は多くのひとが関わってお金もたくさんかかるので、自分なんかの漫画でほんとにいいのかなと申し訳ないような気持ちでいっぱいです」と言いつつ、「でも今はこれを糧に頑張れるというか、素直に仕上がりが楽しみです。また、これを期に漫画の方も読んでくださる方がひとりでも増えますように」と期待を掛ける。(編集部・入倉功一)
映画『森山中教習所』は2016年全国公開