ラグビー・五郎丸歩、あのポーズは「ブレない自分を作るため」
ラグビー日本代表・五郎丸歩選手が28日、都内で行われた映画『トランスポーター イグニション』公開記念イベントに出席。芸能イベントに初登場した五郎丸選手は、有名な「五郎丸ポーズ」に話が及ぶと、「ポーズ自体には意味はなく、ブレない自分を作るために、自分の時間をしっかり作るのが目的なんです」と真意を明かした。
本作は、フランスの鬼才リュック・ベッソンが製作と脚本を担当した、天才運び屋の仕事に肉迫する人気アクション『トランスポーター』シリーズの最新作。
先日のラグビーワールドカップではスタメンで出場し、日本代表に歴史的勝利をもたらす原動力となった五郎丸選手は、本作の主人公フランク・マーティンの運び屋という職業について「大きな目標点に向かい、障害がある中でその目標に向けて前に進んでいくという点では、共通していますね」と自身の仕事と重ね合わせて、印象を語る。
また、この日同席した、本作の日本版主題歌「IGINITION」を歌うEXILEのSHOKICHIは、「運び屋の仕事をやってみたいか?」という質問に、「なかなかリスクが伴いそうですね。HIROさんに怒られるかも」と回答。五郎丸選手も「私も会社の方(所属:ヤマハ発動機ジュビロ)と相談しないと」とジョークで応え、観客を沸かせた。
27日、国際統括団体ワールドラグビー(WR)が決定する「トライ・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀トライ)」の候補に五郎丸選手が挙がっていることが発表された。これを受け、五郎丸選手は「トライは僕がとりましたが、その前に他の14人がしっかりと一つになって取ったものなので、僕のトライというよりは日本のトライだと思っています」と語り、一流アスリートらしい謙虚な姿勢をのぞかせた。(取材・文:桂伸也)
映画『トランスポーター イグニション』は全国公開中