ゾンビと思い友達殺す…「ウォーキング・デッド」鑑賞中に
人気ドラマ「ウォーキング・デッド」を観ていた男性が、友人がゾンビになると思い込み、その友人を殺害したとして逮捕された。ABC News など複数のメディアが報じた。
逮捕されたのはニューメキシコ州に住むデーモン・ペリー容疑者23才。現地時間22日に最新話の放送にそなえ、相当量の酒を飲みながら友人と同ドラマを見直していたというデーモン容疑者は、友人がゾンビになりそうだと感じ、ナイフ、エレキギター、電子レンジなどを使ってその友人を殺害したという。
その後、住んでいたアパートを出たデーモン容疑者は酔った状態でナイフを持って女性を追いかけていたところを通報され、警察に逮捕された。現地の警察は「現場はぞっとするほど悲惨で、容疑者の供述は奇怪なものだった。こんな事件は見たことも聞いたこともない」と語った。
「酒を飲みすぎて、『ウォーキング・デッド』を見すぎた」と供述しているというデーモン容疑者。2人の子どもの父親であり、精神疾患などの病歴は現時点では見つかっていないという。痛ましい事件によって命を奪われた被害者の冥福を祈りたい。
同ドラマはゾンビがはびこる荒廃したアメリカを舞台に、生存者たちがゾンビから逃れ安住の地を求めて過酷な旅をつづける姿を描いている。(編集部・海江田宗)