声優・松来未祐さん死去 38歳 「ひだまりスケッチ」吉野屋先生役など 7月から病気療養
アニメ「ひだまりスケッチ」の吉野屋先生役や「ハヤテのごとく!」の鷺ノ宮伊澄役などで知られる声優の松来未祐さんが、10月27日に亡くなっていたことが明らかになった。38歳だった。2日、所属事務所の公式サイトや本人のオフィシャルブログを通じて発表された。
公式サイトでは、「病気療養中のところ平成27年10月27日 38歳で永眠致しました」と松来さんの死を報告。葬儀は本人の遺志により、親族のみで執り行われたという。
詳しい死因については明かされていないが、松来さんは今年7月、ブログで「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることがわかりました」とつづり、療養のため活動を休止することを報告していた。所属事務所では「ここに生前に賜りましたファンの皆様からの励ましのご声援、関係各位のご厚情に対し改めてスタッフ一同深謝いたします。これまで松来未祐を応援していただき、本当にありがとうございました」としている。
松来さんは1977年9月14日生まれで広島市出身。1998年にPlaystation専用ゲーム「御神楽少女探偵団」で声優デビュー。「D.C. ~ダ・カーポ~」の鷺澤頼子役や「蒼穹のファフナー」の羽佐間翔子役、「這いよれ!ニャル子さん」のクー子役などを務めたほか、同じく声優の金田朋子とパーソナリティーを務めた「松来未祐と金田朋子のRADIOデコピンないと」などのラジオ番組でも人気を博した。(編集部・入倉功一)