ホラン千秋、紀里谷監督の未来を予想?「子だくさんになりそう」
映画『ラスト・ナイツ』の女性限定試写会&トークイベントが5日、都内で行われ、メガホンを取った紀里谷和明監督、そして本作に魅せられたという元宝塚歌劇団の女優・大和悠河とタレントのホラン千秋が出席。本作に対する女性からの評判がいいと聞いて意外な表情を見せる紀里谷監督だったが、大和とホランの二人が「忠誠心が素敵!」「男気満載!」と絶賛すると、終始笑顔を見せていた。
『CASSHERN』『GOEMON』などで知られる紀里谷監督がハリウッドデビューを果たした本作は、日本の「忠臣蔵」をベースにしたアクション巨編。君主の誇りを踏みにじった支配者に復讐(ふくしゅう)を果たそうとする、屈強な剣士とその仲間たちの姿を追いかける。
元宝塚歌劇団宙組トップスターで騎士(ナイト)役も数多く担当してきた大和は、「宝塚に入る前のファン時代の話ですが、一番好きだった作品が『忠臣蔵』だったんですね。もう何度も劇場へ足を運びました。だから、この作品を観たときに、『わぁー、これハリウッドの忠臣蔵だ!』と思って」と興奮気味。「忠誠心に惹(ひ)かれるというか、何があっても裏切らない男たちが集まって、命を捧げる姿が本当に素敵。外身だけでなく、中の中の中までかっこいい男性はなかなかいない」と目を輝かせる。
一方のホランも、「この作品を観て、とにかくかっこよくて、目の保養にもなって、男気満載で、こんなに女性がドキドキする映画はない」と絶賛。とくに印象に残っているシーンについては、「大勢の敵兵が攻めてくる状況の中、主人公が『屈するな!』って言いますよね。あのひと言にすごく勇気付けられた気がして。わたしもバラエティー番組で滑ったり、滑らなかったり、いろいろありますが、屈せずにいることを肝に銘じたい」と自身の仕事に重ね合わせ、観客の笑いを誘っていた。
女性二人から褒められ、終始ご満悦だった紀里谷監督は、「映画は自分の子供。この作品が3番目の子供になるわけですが、そこに費やす労力は大変なもの。女性の皆さんの前で言うのも何ですが、産みの苦しみというか、産まれてきてくれてありがとうっていう気持ちですね」としみじみ。すかさずホランが「なんだか子だくさんになりそう」とツッコミを入れると、紀里谷監督は「がんばりまーす!」と笑顔で返していた。(取材:坂田正樹)
映画『ラスト・ナイツ』は11月14日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国公開