「HEROES」新作で活躍中!日本人女優・祐真キキって何者?
大ヒットドラマ「HEROES/ヒーローズ」の新作「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」で活躍中の日本人キャスト・祐真キキが、オーディションから撮影の様子などを赤裸々に語った。併せて公開された本編映像で、祐真は身長153センチメートルと小柄ながらも力強いアクションを披露した。
中学生の頃にアメリカの映画やドラマの世界に憧れ、高校在学中に1年だけアメリカに留学。高校を卒業後、大学には進学せずにアルバイトをして貯めたお金で、アフリカのタンザニアへ行き、バックパッカーとして1か月過ごす。タンザニアの国際機関で働いた際に、難民を助けるアメリカ人と出会い、それがきっかけで女優を目指すように。日本のみならず、ハリウッドという大舞台で女優として活躍できるようになれば、発展途上国での問題や、自然破壊が進む環境問題を世界の人々に呼び掛けることができるようになるのではないかと考えたのだという。高校を卒業して4年後、アメリカのロサンゼルスへと渡った。
それから現在に至るまで、エキストラからウェブサイトのドラマといった大小関わらずさまざまなオーディションを受け、その数は100回を超えているとのこと。こんな異色な経歴を持つ彼女は、今回も少し変わった形で大役を射止めたのだという。「ロスで、殺陣クラス(ジャパニーズソードファイティング)に週に1回通っているんですけど、そこに来ている男子生徒のお母さんの友達がキャスティングディレクターで、日本人女性で刀が出来る方を探していまして、その方にアクションのデモリールを渡したんですよ」と明かす。その3日後にオーディションに呼ばれ、その4日後には合格の通知が来たという。候補者リストには日本で活躍する女優の名もあったそうで本当にラッキーだったと振り返る祐真。
そんな祐真が射止めたのは、東京に暮らしている物静かなミコという名の若い女性の役。彼女には、ゲームの世界と現実の世界を行き来できる能力があり、失踪した父親を探して“刀ガール”というゲームのキャラクターで活躍する。そのため、多くの刀シーンをこなさなくてはいけない祐真は、「結構戦っています。撮影の次の日は、全身筋肉痛(笑)。撮影は長くて14時間ぐらいしていますね」と打ち明ける。それを証明するかのように、今回公開された本編映像でも、大人数の男たちに追い詰められながらも、次から次へと刀を振りかざし倒していく、祐真ふんするミコのアクションが爽快だ。
本作の謎を解くカギになるとされている大役にも不安はなかったようで、「新人扱いは一切なし。オーディションに受かったらみんなプロフェッショナルとして同じ土俵に立てる。エキストラの方とか、セリフがひとつしかない役の人もみんなセットで仲良くなる。本当にフレンドリーですごく楽しいです」とアメリカでの撮影の様子を語った。(編集部・石神恵美子)
「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」はHuluにて配信中