「下町ロケット」後期悪役は小泉孝太郎!プライベートの予定は全キャンセル
放送中のテレビドラマ「下町ロケット」の後半パートの悪役に、俳優の小泉孝太郎と世良公則が決定した。小泉が演じるのは、佃航平(阿部寛)率いる佃製作所のライバル会社サヤマ製作所の社長・椎名直之。NASA出身の技術者でありながら、父親の会社を継ぐためにMBA(経営学修士)まで取得したインテリ社長として、佃の前に立ちはだかる。
宇宙科学開発機構の元研究員である佃が、父親が遺した「佃製作所」を継ぎ、社長として第二の人生をスタートさせるさまを描いた本ドラマ。22日に放送される第6話からは、5日に発売された小説「下町ロケット2 ガウディ計画」を基にした、後半パート「ガウディ計画編」が展開していく。テーマも「ロケットから人体へ」と変わり、精密機器メーカーのサヤマ製作所だけではなく、病院関係者も佃製作所の敵となる。椎名と同じく佃と敵対する貴船恒広教授(世良)は、日本トップクラスのアジア医科大学の心臓血管外科で看板教授を務める人物だ。
「半沢直樹」の制作チームが制作し、スカッとする逆転劇で注目を浴びている本作において倒したいと思わせられるような嫌な敵は必要不可欠。「佃製作所と親密に関わる役かと思いきや、あ、そっち側(敵役)かと」(小泉)、「わたし自身、珍しい『ヒール』での登場ということで楽しみにしています」(世良)と本人たちが話すほど悪役の印象が薄い二人が、どのような悪役ぶりを見せるのか。二人とも気合は十分のようで、特に小泉は「オファーを頂いたのが本当に急だったのですが、この作品に携われることがうれしく、プライベートの予定すべてキャンセルしてお引き受けしました」と本作にかけていることを明かしている。(編集部・井本早紀)
テレビドラマ「下町ロケット」はTBS系で毎週日曜よる9時から放送中