ベテラン笹野高史、初主演!息子と二人一役!
戦後70周年を記念し、実話を基に製作された映画『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』が初日を迎え、21日に都内で行われた舞台あいさつに本作が初主演作となる笹野高史が登場。また親子で一役の共演を果たした長男・ささの翔太のほか、的場浩司、野村宏伸、高橋玄監督らも出席した。
本作は、愛知県の「知られざる偉人」故・高岡正明さんの生涯をモデルに描く感動のヒューマンドラマ。教え子たちを戦地に送った後悔から、陽光桜を生み出した高岡さんの生きざまを刻み付ける。
高岡正明役で長い俳優キャリア初となる主演を務めた笹野は「毎日が楽しかった。わたしは淡路島の出身なので方言(関西弁)に苦労することもなかった。だだ、毎日ロケ弁ばかりで、あったかいものが食べたいなぁ~って」と楽しそうに撮影を振り返り、公開の喜びをかみしめた。一方、若き日の高岡正明を演じた息子のささのは「今、戦争のことでピリピリしていますが、この作品を観てちょっと和やかな気持ちになっていただければなって」とメッセージを送った。
原作・脚本も担当した高橋監督は、30年かけて生み出された陽光桜にちなみ、「僕の映画人生30年、主題歌『終わらない歌』の THE BLUE HEARTS 結成30周年、野村くんは僕と年も同じでデビューして30年」とつながりの出来事を次々と挙げているうちに言葉を詰まらせ涙ぐむ場面も見られた。
最後に、笹野は「今日はようこそお運びくださいましてありがとうございました。この映画を何卒よろしくお願いいたします」と深々と頭を下げた。(福住佐知子)
映画『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』は全国公開中