二宮和也、“フェアリー和也”に改名志願?
女優の吉永小百合と嵐の二宮和也が22日、都内で行われた映画『母と暮せば』完成披露試写会舞台あいさつに出席。吉永から「フェアリーのよう」と評された二宮は、「フェアリー和也」への改名を志願した。
本作は、終戦後の長崎を舞台に、原爆で死んだ息子・浩二(二宮)と母親・伸子(吉永)の日々を、儚くも優しく描いた山田洋次監督初のファンタジー作品。
親子役で初共演した吉永と二宮は相思相愛。クランクアップ会見ではファーストネームで呼び合うほど仲が良いことを明かしていたが、この日は吉永が二宮を「天才」と称賛。その理由は、山田監督から難しい注文が出た時でも、それを「ひょっと受けとめて、次のテストではできちゃう」そうで、「軽やかですし、リズム感がいいというか……男性なんですけど、フェアリーのように、ふわっとその役を演じられる」と独特の感性で褒めちぎる。それを受けて二宮は、「即刻改名しようと思っています。フェアリー和也に!」と声を張り、会場を沸かせた。
一方、二宮は吉永について「すごくお優しい方で、フェアリーの情報が毎週更新されていくんですね」と打ち明ける。話をする際、他の人は過去の大きなエピソードを持ち出すことが多いそうだが、吉永は「嵐の番組を毎週見てくださっていて、先週はああだった、今週はこうだったと、(ささやかでも)どんどん(自分の)情報が更新されていく」と話し、「そういうところはさすがだなと思いました」と感心した。
舞台あいさつには、黒木華、浅野忠信、加藤健一、本田望結、山田監督も出席。浩二の恋人・町子を演じた黒木は、劇中で二宮と“鼻ツン”という胸キュンシーンを披露しており、「フェアリーの顔が間近にあるので緊張しちゃいました」と照れ笑い。また、吉永は「フェアリーと現代の生活をしている人たちの、楽しいけれども悲しい物語です」と本作をアピール。「フェアリー和也」はなかなか好評なようで、二宮は満足気な表情を見せていた。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『母と暮せば』は12月12日より全国公開