小出恵介主演、いじめ自殺を描く映画、来年2月公開
小出恵介と木村文乃がいじめによる自殺で中学時代に同級生を亡くした男女にふんする映画『十字架』が、来年2月6日に公開されることが決定した。
小出恵介、木村文乃、永瀬正敏 映画『十字架』フォトギャラリー
直木賞作家・重松清の同名小説を映画化した本作は、自ら命を絶った少年の思いを背負う、友人と家族の20年間の心の軌跡が繊細に描かれた人間ドラマ。中学2年生の秋、クラスメートのフジシュンがいじめを苦に自殺し、遺書によりユウ(小出)は生前のフジシュンの親友に、サユ(木村)はくしくも自分の誕生日がクラスメートの命日になってしまった。フジシュンの父は、いじめを知りながら息子を見殺しにした同級生を決して許そうとせず、母は亡き息子の面影を追い続ける。
併せて公開された場面写真は、大学試験に受かったユウとサユがフジシュンの実家に上京することを報告するシーン。眉間にしわを寄せ何かに思い悩んでいるかのような表情を浮かべるユウと、ぼんやりと前を見つめるサユが並んで歩く姿が写し出されている。メガホンを取るのは『地雷を踏んだらサヨウナラ』などの五十嵐匠監督。フジシュンの父を永瀬正敏、母を富田靖子が演じる。(編集部・高橋典子)
映画『十字架』は2016年2月6日有楽町スバル座ほか全国公開