『亜人』第2部は「衝突」!福山潤の参戦決定に宮野真守「荒れるぞぉ!」
『亜人 第1部「衝動」』の初日舞台あいさつが27日、TOHOシネマズ新宿で行われ、声優の宮野真守、小松未可子、瀬下寛之総監督、安藤裕章監督が登場。2016年5月公開予定の第2部のサブタイトルが「衝突」に決定、追加キャストとして中野攻役で福山潤が参加することが発表された。また、福山を交えた大ヒット御礼舞台あいさつの実施も決定し、宮野は「荒れるぞぉ!」とユーモアたっぷりに期待を表した。
決して死なない新種の人類“亜人”と、それを追う日本国政府の戦いを本格的なアクションと緻密な心理描写で描いた桜井画門による人気漫画を3部作でアニメーション映画化した本作。トラックに追突され死亡したものの、その直後に蘇生し、亜人であることが確認された高校生・永井圭が国家の追放から逃亡するさまを描く。
この日、大勢の観客で埋まった場内を見渡した宮野は、「永井圭という役に出会ってから、彼の魅力がどんどん見えてきました。作品内ではクズと言われていますけど」と冗談交じりに切り出すと、会場からはクスクス笑いがわき起こったが、「僕らの魂が注がれている作品」と本作への熱い思いを語った。
また、第2部の追加キャストとして参加することになった中野攻役の福山潤について、瀬下総監督が「圭くんとは真逆の、どちらかというと考えるよりも行動というタイプの中野攻くんが登場します。第2部は圭くんと攻くんとの掛け合いも見どころだと思います」と話すと、宮野も「第1部はプロローグだったんですね」と感心した様子。それを受けた瀬下総監督が「本作は序章という気持ちがあったので、オープニングを最後の方に入れている。ここから始まるという気持ちですね」と解説した。
さらに福山について「あの人は自由にやっています。最大限にやっています」と語った宮野は、12月5日に福山を交えた舞台あいさつの実施が決定したことを受け、「荒れるぞぉ!」と会場をあおってみせるも、「きっと楽しい舞台あいさつになるんじゃないかと思います」と笑顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)
映画は『亜人 第1部「衝動」』TOHOシネマズ新宿ほかにて2週間限定公開中