佐々木希×菅田将暉×市原隼人×杏×木村佳乃らが競演!中村倫也主演作の予告公開
2016年に全国上映される中村倫也主演の映画『星ガ丘ワンダーランド』の予告編が公開され、佐々木希や菅田将暉、市原隼人、杏、木村佳乃、新井浩文、松重豊といった全員主役級ともいうべき豪華俳優陣が熱演を繰り広げている。
本作は、駅の落とし物預かり所で働く青年・温人(中村)が、20年前に自分を捨てた母親(木村)の訃報を受けたことから、その後の人生が変化していくオリジナルミステリー。母の不可解な死は温人だけでなく、兄(新井)、そして母の再婚相手の子どもたち(佐々木、菅田)をも巻き込み、20年前の真実が明らかにされていくという……。
今回公開された予告編は、温人のナレーションとともに、ミステリー映画とは思えぬほど光が溢れ、美術道具の細部にまでこだわりが見受けられる美しい映像から始まる。しかし、今は寂れてしまったという遊園地“星ガ丘ワンダーランド”へと映像が移り、「母さんは…」という寂しげなナレーションに、文字で「ワンダーランドで死んだ」と母親の死が告げられる。
そこからは、母の死がもたらす運命の激動を予感させるかのように、死の真相を追い求める若手刑事(杏)の登場や、温人につかみかかる若者(市原)など、豪華キャストの息もつかせぬ感情の交じり合いが緊張感を持って展開される。秘められた過去が明らかにされるとき、母親がなぜ“星ガ丘ワンダーランド”で死んだのかも明らかにされるのだろうか。寂れたはずの遊園地が煌々と美しく照らされているシーンで、予告編は締めくくられている。
これだけの豪華出演者が集まった映画でメガホンを取るのは、映画監督デビュー作となる同作で脚本も担当した映像クリエイターの柳沢翔。同監督はこれまでにも数々の映像作品を手掛けており、先ごろ話題をさらったWeb動画「High School Girl!? メーク女子高生のヒミツ」は、海外の広告賞「エピカ・アワード」でグランプリを受賞しており、世界に誇る日本の若手映像作家といえる。柳沢監督が生み出した美しい映像で描かれる至極のミステリーに注目したい。(編集部・海江田宗)
映画『星ガ丘ワンダーランド』は2016年3月5日より全国公開